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「公(おおやけ)」とは、個人と対極にあるその他全体を指す言葉であり、世間一般を表します。
かつての日本において「公」とは皇室のことを意味し、人々は皇室の価値観に基づき、ものごとを
判断していました。
1668年、三代喜右衛門が納めた器が霊元天皇に賞賛されたことを転機に、辻精磁社は公の
窯元として歩みを始めます。以後私たちは、生み出すものが公の品として評価される喜びと誇り
を技に変え、栄職に恥じないものづくりを追究してまいりました。そうして蓄積された歴史は三百
五十有余年。
吉祥の兆しとして現れるという鳳凰は風(雄)と凰(雌)の夫婦としての愛情の象徴でもあり
ます。その鳳と凰をモチーフとし、今上天皇のお印である梓と雅子皇后のお印である浜茄子をそ
れぞれ碗皿の文様として紅茶碗です。